一人で向き合ったり、みんなでがんばったり。

美保鉄筋には18歳で入社をし、15年目になります。
自分が担当している第3工場は、主に高速道路の高架やトンネル等の公共土木工事の構造物の 鉄筋加工を行っています。
鉄筋には様々な種類があり、はじめは覚えるのに大変苦労をしました。
徐々に仕事を任されるようになり、複雑な加工をこなせるようになった時は嬉しかったです。
まっすぐな鉄筋を自由自在に色んな形へと加工していく仕事にやりがいを感じるようになりました。この工場では、太い径の鉄筋を扱う事が多いので、それなりに体力も必要ですが、 加工機の機械化が進み自動で材料の移動も出来きるようになり、生産性は向上しています。

第3工場　工場長　園山陽介

完成したら見えない、とても大切なもの。

「女性があまりしないことをしてみたい」とこの仕事を選びました。
私が担当している斐川工場では、マンションや工場や学校などの建築工事の鉄筋加工を行っています。
基本的に、この工場では私を含めた女性3人で加工を行っています。
主に鉄筋の切断を担当していますが、単に鉄筋を機械で切るだけでなく、曲げ作業を担当する人に切断した鉄筋を分配することも大事な仕事となります。
全体の作業がスムーズに進むようにまわりを見る必要があります。
鉄筋って建物が完成すると見えなくなるけれど、全体を支える大切な骨組みなんです。
完成した建物を見ると感慨深いものがありますよ。

斐川工場　工場長　佐藤由香

夢と誇りを残せるものそれを造れる仕事です。

美保鉄筋には、16歳の時に入社しました。
初めは、加工場で3年間加工の業務を行い、19歳から現場に出て組立作業を行うようになりました。主な現場は、高速道路や橋などの公共土木工事を担当しています。
豪快な仕事のように思われがちですが、実は、緻密さと正確さが要求される仕事です。
天候にも左右されることも多く、工期には気を使っています。
自分達が携わる仕事は、地図にも残る仕事ですし、完成した時には大きな達成感があります。
まだ、子供が小さいですが、いずれ子供と一緒に自分の造った高速道路を車で走って、「この道はお父ちゃんが造ったんだぞ」と聞かせてやりたいですね。

鉄筋組立　登録基幹技能者　日野和哉

「自分の母校を造る」
鉄筋に携わってきたおかげです。

地元の工業高校を卒業して、鉄筋会社に勤めていましたが退職し、県外で別の仕事についていました。
でも自分は、やっぱり鉄筋の仕事が合っているなと気づき、美保鉄筋に入社しました。
主には、病院や学校などの建築工事を担当しています。
一番思い出に残っている現場は、自分の母校の高校を改築する仕事に巡りあえた事です。
鉄筋工事という仕事を通じたご縁を感慨深く思いました。
寡黙な職人というイメージがあるかもしれませんが、建築工事に携わる業者数は多く、他業種の業者さんとコミュニケーションを取りながら、協力しつつ進めていく事が大切なんです。

鉄筋組立　登録基幹技能者　星野伸年